広島・宮島・道後旅行(3日目):「道後夢蔵 旅庵浪六」さん 他 ― 2011/09/09 23:59
3泊4日の広島・宮島・道後旅行の3日目。
移動は今日も船。高速船を乗り継いで道後温泉に向かいます。
【3日目】
行程:宮島 10:00発-広島港 10:22着(瀬戸内シーライン)
広島港 10:30発-松山観光港 11:38着(瀬戸内海汽船)
宿泊:「道後夢蔵 旅庵浪六」さん
昨日は、厳島神社と大鳥居が干潮で完全に陸地になってたので、海に浸かってるところを見るため、ちょっと早めに宿をチェックアウト。あらためて厳島神社へ。
満潮とはいかなかったが、それでも海水に浸かる大鳥居に感動。
大鳥居を眺めていると、何やら腰の辺りでごそごそと。
おぉ、鹿だ。
シャツの裾を食われて、家内に笑われる。
が、それもつかの間、家内もセーターの裾を食われる(笑)
憎めないんだけど...二人ともシャツとセーターの裾がベトベトに(ToT)
鹿の相手もほどほどに、厳島神社の方へ。
おぉ、浸かってる。
浸かった姿を確認したら、じゃ、ぼちぼち、と港に向かって歩き出す。
昨日は気付かず通り過ぎたけど、港のそばには、世界遺産の記念碑がありました。
日本三景碑もありました。
宮島港にはJR西日本宮島フェリーの船が来てました。
でもこれには乗らないんだな。
乗るのは来た時と同じ、瀬戸内シーラインの高速船。
これで、まずは広島港へ。
広島港での乗り換え時間は8分。
急いで、ターミナルへ行き、松山行きの乗船券を購入。
前日に電話で予約を入れておいたので購入はスムーズ。
乗ったのは高速船「スーパージェット」。
スーパージェットの船内。
1Fは一般客室で、2Fはスーパーシート。
スーパーシートは500円増しで乗れるが、全体的に空いてたので1Fで済ます。
天気も良く揺れもほとんどない。
松山まで68分だが、ちょっとウトウトしてる間に着いてしまった。
ここからタクシーに乗って、道後温泉本館へ。
20分ちょいで道後温泉本館に到着。
今宵の宿は、道後温泉本館のすぐ隣。
チェックインには早いので、とりあえず荷物だけ預かってもらい、散策開始。
仏像好きの家内のために、まず向かったのが石手寺。
四国八十八箇所霊場の51番札所だ。
道後温泉本館から徒歩十数分で到着。
大泉洋が受験生応援のための八十八箇所巡り(水曜どうでしょうという番組)で立ち寄った際、どんなポーズとったっけ、等と思いつつ参拝。
参道。奥には仏具や蕎麦屋等のお店もちらほら。
お客が居ないので、店のおばちゃんたちは集まって立ち話。のどか。
国宝の山門(仁王門)。仁王像は運慶系の作だとか。..系って、要するに運慶じゃないわけで、作者不明?!ってことかな。ま、いいけど。
国の重要文化財の鐘楼。
いくらか払うと撞かせてもらえるらしい。
以前、伊勢旅行の時にあまり上手く鳴らせなかったことを思い出す。
にぎやかなおばちゃん連中が近くにいたので突っ込まれること必至。
ここはやめとこう。
本堂。これも国の重要文化財。
三重塔。これも国の重要文化財。
とにかく重要文化財のオンパレード。
鎌倉時代の建立物が多く、歴史を感じる。すげぇ。
八十八箇所巡りをしてる方??を見かけました。
石手寺を後にし、また道後温泉本館へ。
あらためて周囲を一周。
今夜泊まる宿から入浴券をもらってたが、暑いし、混んでるし、ということで周りを眺めるだけに。
裏側。
道後温泉本館のすぐ横にある「道後麦酒館」さん。家内の友人のお薦めらしい。
暑かったし、よく歩いたし、ちょっと休むか、と吸い込まれる。
とりあえず、3種類ある地ビールから「坊っちゃんビール」をオーダー。
夕食が食べられなくなるから軽く...グラスでいっか、なんて言いつつ、注文取りに来たお兄さんに、ついジョッキと言ってしまう。弱し。
つまみは、ジャコ天とタコわかめかまぼこの盛り合わせ。
うんめぇ~~~~~~っ(*^_^*)
鳥のから揚げみたいな地元の郷土料理「せんざんぎ」もオーダー。
歯応えのある親鶏、やわらかくジューシーなひな鶏から選べるらしく、ひな鶏を選択。
醤油だろうか味がしっかりついていて、そんでもって確かにジューシー!いと美味し!
落ち着いたところで、チェックインの準備ができました、と宿から電話がかかって来る。
今、14時過ぎか...、宿に戻るともう出るのが面倒になりそうなので、そのまま散策を続けよう。というわけで、道後温泉本館から道後温泉駅まで続く商店街「はいから通り」をぶらぶら。
途中、道後温泉本館の姉妹湯「椿の湯」を見つける。とりあえず、眺めるだけ。
はいから通りの様子。
今治タオルのお店「伊織」さん。
宿から割引券をもらってたのでのぞいてみる。
手触りが良くて気持ち良い...と、バスタオルを2枚購入。
はいから通りを抜けて駅前へ出ると、からくり時計。
あと5分ほどで15時のショータイム。
開くとこーなりました。
写真を見比べると、なぜか、昔の漫画「マカロニほうれん草」のトシちゃん25歳がやってた“ビッケ!”を思い出す。分かる人はそれなりの歳..(笑)
さ、宿に戻ろう。
今宵の宿は、「道後夢蔵 旅庵浪六」さん。
道後温泉本館の裏手にあって道路を挟んですぐの立地。
全7室の小さい宿。
写真を見るとそれほど小さく感じないけど、実は薄っぺらい建物(^^;
各部屋毎にデザインした人が異なり、且つどこかの工房とコラボして調度品を作って、それぞれ趣きのある造りになってるらしい。
我々のお部屋は3Fの一番奥にある風庵という部屋。
風庵は風神をコンセプトにした部屋。
陶器で作られた飾りがあちこちにあって面白い。
6畳ほどの居間からは道後温泉本館を一望。
裏側だけど、道後温泉本館の上部にある振鷺閣が正面に見えるので、18時、6時、12時には太鼓をたたくところも見える。
部屋からの眺め。
遠く松山城も見えました。
温泉風呂。
この宿は大浴場が無く、全室温泉風呂付き。
風庵は砥部焼のタイルで飾られている丸いお風呂。
室内のあちこちに、風神?様が。
冷蔵庫の飲み物はフリーでした。
さ、とりあえずは風呂。
と、部屋風呂にお湯を溜めて、ざっばぁ~ん!
その後、お待ちかねの夕食。
昼に一杯やってしまったので、19時からと、ちょっと遅めのスタート。
夕食は1Fの食事処で個室に用意される。
と、部屋風呂にお湯を溜めて、ざっばぁ~ん!
その後、お待ちかねの夕食。
昼に一杯やってしまったので、19時からと、ちょっと遅めのスタート。
夕食は1Fの食事処で個室に用意される。
この宿は、地産地消にとことんこだわってるらしい。楽しみだ。
乾杯は、二人とも地ビールをライムで割ったライムフィズをオーダー。
前菜。
きのこのずんだ和え、サザエ磯焼き、南京チーズムース、太刀魚松風、鯛の牛蒡巻、イワシ味噌焼き。
鱧と松茸の土瓶蒸し。
いいねぇ、これ。文句なし美味い。
お造りは、二段重ね。
鯵、タコ、カツオ、サワラの炙り、鯛。
どれも美味いんだけど、飾りもみな野菜で作られてるので、全部きれいに食べられます。
鶏やタコの冶部煮。
予想を裏切る冷製の冶部煮でした。アリですな。
馬鈴薯饅頭。周りの芋がサクサク。庵がえのきの瓶詰のような味わい。
蛤飯蒸し吹き寄せ盛りだって。これも庵が美味い。
伊予牛ロースステーキを海老塩とバターソースで。
肉は柔らかくて美味いんだけど、周りの野菜も美味い。
ピーマンスパークリング、だって。
たしかにピーマンの味がする。でも嫌味は無く、不思議と美味い。なんじゃこりゃ。
穴子、鮑、合鴨の揚げ物。下にはナスの田楽。
田楽味噌をつけていただく。この辺りでお腹が苦しくなる。
〆。
ご飯はチェックイン時に6種類から選ぶ。
自分はジャコ天うどん。
家内は、瀬戸内天然鯛日向飯をオーダー。
この辺りの郷土料理らしく、たれに玉子をといて、刺身などの具材にからめてご飯に乗せるんだと。
デザート。
メロン、梨、栗のアイス、ぶどうのゼリー。
かなり苦しかったがなんとか完食。
いやぁ、美味かった。
当たり前といえば当たり前なんだけど、
熱いものは熱く、冷たいものはしっかり冷たく、徹底されてて、
飾りなんかも全部食べられて残すものがない。
特に野菜を丁寧に扱ってるのが伝わってきて、すごく意気込みを感じる内容でした。
良いと思うよ。うん。
で、部屋に戻ろうとしたら、夜食と牛乳を渡されました。
ジャコ飯と、コーヒー牛乳。(牛乳はプレーン、イチゴ、コーヒーから選べる)
えー、もー食えないよ....
でも..寝る前に結局食べてしまいました。ん~やばい(^^;
ここからは朝。
6時から太鼓が鳴らされるということで、5時50分起床。
カメラを構えて準備万端。
すると、はじまりました。たたいてるのはどうやら女性のようです。
ドン。ドン。ドン。ドドン。。。おおぉ~...って思ったらすぐ終わりました。
その後、朝風呂を堪能し、朝食へ。
朝食は2Fの食事処。これも個室。
ちょっと眺めが良い。
朝から、なんかすごいんですけど。
ジャコ天、魚の豆乳磯辺焼き、自家製豆腐、いか団子黄味噌煮、朝採れ天然真鯛、朝採れ野菜サラダ、ほうれん草や揚げのお浸し、茄子田舎煮、きゅうりとちりめん若布和え。
地元の食材で、朝採れ、農薬不使用、とこだわってます。
出汁巻き玉子。アツアツでやわらかくてふわふわ。
無菌豚と温野菜をごまだれで。
ご飯は、お粥と白いご飯を選べて、我々はお粥を選択。
カツオだしで炊いてあって、出汁がほんのり香る。美味い。
デザートは、すいかのシャーベットとフルーツ。
最後にコーヒー。
この器も部屋のデザインと合わせたもの。
部屋ごとに食器も全部違うんだって。
徹底してますな。
朝食後にひとっ風呂浴びて、11時にチェックアウト。
とにかく料理が美味くて、部屋も狭いながらに機能的で、良い宿です。気に入った!
家内も大満足の一日でした。
さ、あとは帰るだけ。
※ご注意:掲載内容は旅行/宿泊当時の情報です。
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